写真と人の眼の違い。カメラで撮っても同じようには写らない理由。

「うしろ(背景)の海が飛んで真っ白になっちゃうね・・・」

大きな窓を背に座る新郎新婦を撮ろうとする招待された友人たちの一言。青い海と空が見えるその会場は日本とは思えないようなロケーション。

そのテンション上がる背景とカップルの写真をデジタル一眼レフカメラで撮りたいと思うのは至極当然でしょう。

ただ「人間の目」と「写真」は同じようにはならないということだけは知っておいたほうがいいかもしれません。

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人間の目は超高性能レンズ

ヒトの目というものは高性能なレンズであり、視覚にてそれは美しくキレイに認識してものを見ています。

人間の目は判別できるかは置いておくと180度くらいの視界があります。そして白いものを白トビさせず、黒いものを黒つぶれしないようにも見てくれるスグレモノ。

ここに写真と人間の目に大きな違いがあるのです。

常にHDRで見ているようなもの

hdr

NIKON D3S (50mm, f8, 1/640 , ISO200)

HDRとは、ハイ・ダイナミック・レンジの略で明暗差の大きな画像を表示させるための合成技法のことで、簡単に言うと明るいところも暗いところも見えるようにする状態です。

見出し画像のように暗い部屋の窓辺にリンゴを置くと人間の目にはこのように見えます。この写真は複数枚の写真をHDR合成したものです。

窓から見える背景の建物や木、リンゴもちゃんと見えるし、画像下側の壁も暗くはなりません。

ところが写真ではそうはいきません。

写真は白はトブし、黒はツブれるもの

hdr0

NIKON D3S (50mm, f8, 1/80 , ISO200)

これはカメラがプラスマイナスゼロと判断した露出の写真です。

下側の壁とリンゴ正面は黒くなっていますね。

写真とは「被写体に当たった光の反射を写す光画」です。光がなければ写真を撮ることはできません。

そのため逆光状態にあるこのリンゴは、光が当たっている背景は明るくキレイに写り、光が当たらない部屋側の壁やリンゴ正面は暗く写ります。

これがリンゴではなく人であれば顔が暗く写ってしまうことでしょう。

そう思って露出補正をプラスにして撮影するとどうなるでしょうか?

背景がより明るくなって白トビする

hdr02

NIKON D3S (50mm, f8, 1/20 , ISO200)

こちらは2段階ほど露出補正をしたものです。

リンゴが明るく写るようになった反面、背景はより明るくなり白トビしてしまいました。

これが記事の冒頭にもあったような「うしろ(背景)の海が飛んで真っ白になっちゃうね・・・」となるのです。

逆光での撮影は確かに露出補正をすると撮れるようにはなりますが画像全体の明るさが補正されてしまいます。明るいものはより明るく、暗いものはより暗くなります。

逆光では被写体も背景も一緒には写せないないのか?

もちろんそんなことはありません。

もっとも簡単なのはフラッシュを炊くことです。先ほども言ったように写真は「被写体に当たった光の反射を写す光画」なので暗いところを写したかったらそこに光を当てればいいのです。

デジタル一眼レフカメラの上部にも添え付けのフラッシュがありますし、外付けフラッシュ(別売り)もあります。

光の発光量やバウンス(ストロボヘッドの向きを変えて壁や天井に反射させる方法)などを考えると外付けのフラッシュがオススメです。

Nikonユーザーのぼくが使っているのはSB-700というモデル。興味がある方はポチってみてください。

PCの後処理でなんとかする

フラッシュないけど背景も被写体も見えるようにしたかったらAdobe LightroomやPhotoshopで白レベルやシャドウを調整して明るさを抑えたり、陰を起こしたりするという方法もあります。

Adobe Creative Cloud フォトグラフィプランならPhotoshopもLightroomもあるので写真する人にはうってつけですね!

のぶ的まとめ

  • 人は常にHDR合成して見ている
  • 写真は白トビし、黒つぶれするもの
  • 露出補正は画像全体が補正される

肉眼で見た感じに近づくHDR合成はやりすぎると違和感が出て写真というより「絵画」のようになってしまいますね、白トビして黒つぶれしていた方が写真らしいかな〜とぼくは思います。

以上、のぶでした〜

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