基本的には使ってるメーカーの純正ストロボがおすすめです。
クリップオンストロボ(以下ストロボ)を使ってみたいけど、どれを使ったらいいのか分からないって悩んだことありませんか?そんなストロボの選び方についてお話ししていきましょう。例のごとくNikon機でございます。
アイキャッチのストロボはこれ↓
ストロボのグレード
デジタル一眼レフカメラにエントリー機やハイエンド機といったようにストロボにもグレードがあります。エントリー機→ミドル機→ハイエンド機の順で機能や光量、サイズと一緒に価格も上がっていきます。予算がある方はハイエンド機ストロボを選択すると良いでしょう。
純正ストロボのメリット
- 安心感と信頼性が高い
- メーカーによるサポートがしっかりしてる
純正ストロボは機能が充実してますし同メーカーであればほとんど動作するのでまず安心。これからストロボを使ってみたい方は純正ストロボを選ぶと間違いないですよ。
純正ストロボのデメリット
思うにコスト面だけじゃないでしょうか?ストロボの光量も安定していて自動で調整してくれるTTLも精度がいいぶん純正ストロボは価格が高いです。
- エントリー機→13,000円〜
- ミドル機→30,000円〜
- ハイエンド機→46,000円〜
このくらいの金額が純正ストロボの相場となりますのでご参考までに。
とりあえずストロボを使ってみたい
まだストロボを使ったことがない方、試しに使ってみたい方はエントリー機の純正ストロボはいかがでしょうか。
エントリー機ストロボの特徴
- 値段が安い
- 操作がシンプル
- 携帯性が高い
- ヘッドが回転しない
- GN(光量)が小さい
- 機能が少ない
- リサイクルタイムが長い
サイズや値段を抑えてる代わりに機能が制限されたり光量が弱くなっていますが、操作しやすく携帯性が高いのが特徴です。
値段が安い
価格帯は大体15,000円以下が目安。ストロボの中ではお財布に優しいです。
操作がシンプル
ボタンやスイッチが少ないので操作がシンプルで悩みません。
携帯性が高い
ポケットに入りそうなサイズ感。持ち運びしやすく場所を取りません。
ヘッドが回転しない
ストロボヘッドが横方向に回転しないのがほとんど。基本的に直射で、発光部のみ上方向に向けることで天井にバウンス(反射)することができます。
GN(光量)が小さい
最大ガイドナンバー(GN)が20以下がほとんどで、内蔵フラッシュ(GN12〜)よりは強いといったところ。
機能が少ない
ズームレンズと連動するオートズームやハイスピードシンクロなどに対応していません。
リサイクルタイムが長い
物理的にサイズを小さくするために電池も単4電池だったり本数が2本だったりするので次発光までの充電時間が長くなります。
ミドル機ストロボの特徴
- 値段もそこそこする
- 背面モニターがある
- サイズも中くらい
- ヘッドが回転する
- GN(光量)も中くらい
- ハイエンド機に迫る機能
エントリー機と比べるとボタンや機能が増え操作が少し複雑になりますが細かい設定ができるようになりハイエンド機と遜色なくなります。金額とガイドナンバーもエントリーとハイエンド機の中間くらいです。
ミドル機ストロボからはオートズーム機能やハイスピードシンクロ、後幕シャッター、ヘッド回転といった機能も付いてくるので結婚式など動き回る撮影にも使えます。
値段もそこそこする
価格帯は大体30,000円〜が目安。少しお財布の紐を緩める必要があるかもしれません。
背面モニターがある
背面モニターがあるので光量の表示や照射角度、距離の目安が表示されるので扱いやすくなります。
サイズも中くらい
ストロボと言えばこれくらいが標準の大きさという感じです。エントリー機に比べると大きくハイエンド機よりは小さいです。
ヘッドが回転する
ヘッドが回転することでいろんなところにバウンス(反射)させることができます。ヘッド回転がないと不便極まりありません。
GN(光量)も中くらい
最大ガイドナンバーは38程度が目安。こちらもエントリー機とハイエンド機の中間くらい。
ハイエンド機に迫る機能
機能においてはハイエンド機に遜色ないでしょう。
ハイエンド機ストロボの特徴
- 値段が高い
- サイズが大きい
- ミドル機以上の機能
- 外部電源が使える
- GN(光量)が大きい
サイズ、価格、重さ、機能、すべてにおいて最高最大です。予算がある方はハイエンド機にしておけばまず間違いありません。サイズや重量をさておき機能や光量において「大は小を兼ねる」です。
値段が高い
価格帯は46,000円〜です。さすがに高めです。ですが申し分ない活躍をしてくれるでしょう。
サイズが大きい
各グレード中、一番大きいです。大きいということは重くもなります。携帯性が落ちることは否めませんが良い仕事をしてくれます。
ミドル機以上の機能
操作性のアップ、より幅広いズーム距離、発光部の温度上昇検知など使いこなせないほど機能が満載。
外部電源が使える
ハイエンド機には別売りの外部電源を接続することができるのでよりリサイクルタイムを高速化することができます。
GN(光量)が大きい
最大GNは53と大光量。光量が強くなる反面リサイクルタイムが長くなる場合もありますが最短2.3秒は撮影におけるタイムロスが少ないでしょう。
のぶ的まとめ
- 影の部分を明るくする
- 披露宴会場のような暗い場所でも明るく撮影できる
- 日中シンクロさせて背景と被写体のバランスを合わせる
下手にレンズを買い足すよりもストロボを1灯追加する方が写真の表現の幅が確実に広がりますし、いろんな写真が撮れるようになります。
カメラ機材やアクセサリーはご自身で使ってみないとわかりません。
まだストロボを使ったことがない方、使ってみたい方は是非一度ストロボをゲットしてみてください。この記事が参考になれば嬉しく思います。
以上のぶでした〜